2013年4月28日日曜日

イライラ棒1D Ver.1.1

先日7セグ×3桁表示の「イライラ棒3D」の作り方を紹介しましたが、実は7セグ×1桁表示のイライラ棒も、少しバージョンアップしています。前のバージョンからの変更点は次のとおりです。

・マイコンの変更:PIC16F630→PIC16F1823
・ベストタイム記録機能追加
・スリープ機能追加

基本的な動作、遊び方は前のバージョンと同じです。

まず、回路図はこちらです。前のバージョンからの変更点はタクトスイッチを追加しただけです。

使用している電子部品はこちらです。(電池ケースなどは省略)
マイコンPIC16F1823-I/P
7セグLED(アノードコモン)GL9A040G
圧電スピーカーPKM13EPYH40000-A0
抵抗470Ω×7本
タクトスイッチDTS-6
クリップ付きコード小クリップ付きコード

ブレッドボードの配線図はこんな感じです。

完成品はこんなのです(前の写真の使い回しです)。


ブレッドボードの写真です。


コースの針金はクリップコードでマイコンの端子と接続しています。
ゴールは直径0.9mmのしんちゅう線を使っています。
コースの針金とゴールのしんちゅう線は接触しないようにして下さい。

スタートは下の写真のようにかまぼこ板を使って作ります。

スタートにも0.9mmのしんちゅう線を使っています。スタートの真鍮線にはエナメル線をはんだ付けして、ブレッドボードのマイコンの端子に接続します。はんだ付けができない場合は、クリップコードで接続してもよいです。
ここでも、やはりコースの針金とスタートのしんちゅう線は接触しないようにします。
「ゴール」と「スタート」は、便宜上 「ゴール」と「スタート」と呼んでいますが、機能的にはどちらも同じで、どちらからスタートしても構いません。

操作棒は0.9mmのしんちゅう線でループを作って、割り箸の先に取り付けます。しんちゅう線にはリード線(ビニル被覆線)をはんだ付けして、ブレッドボー ドのマイナスのラインに接続します。これも、やはり、はんだ付けができない場合はクリップコードを使って接続して下さい。



マイコンのソフトはこちらです。
イライラ棒のマイコンのソフト

今回のソフトの開発は、MicrochipのMPLAB Xを使っています。コンパイラはXC8です。

<遊び方>
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線に触れた状態がスタート準備状態です。
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線から離すとスタートです。そこからタイムの計測が始まります。
コースの針金に操作棒のループが接触しないようにゴールまで行きます。
ゴールの真鍮線に操作棒のループを接触させるとゴールです。ゴールするとタイムの計測が止まり、記録が表示されます。

最速タイムを記憶する機能があります。最速タイムを出すと簡単な音楽が鳴ります。

スリープ機能:タクトスイッチを押すとスリープモードになります。タクトスイッチをもう一度押すとスリープから復帰します。

最速タイムの表示とクリア:スリープから復帰するときに、タクトスイッチを約3秒長押しすると最速タイムが表示されます。
さらに、そのままタクトスイッチを押し続けると、「ピー」と鳴って、最速タイムがクリアされます。


<注意>
このページで紹介しているイライラ棒の作り方は、部品を買い集めただけでは作れませんのでご注意下さい。マイコンへのプログラムの書き込みが必要になります。


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2013年4月19日金曜日

「親子で電子工作@子供の家」5月のご案内

2011年11月から1回のペースで開催している「親子で電子工作教室@子供の家」です。
新年度になって2回目となる5月の開催予定をご案内致します。

いつも書いておりますが、
一 応、工作教室と言ってはおりますが、どこかの団体が主催しているようなきちんとした工作教室ではなく、個人で運営している「工作サークル」のようなもので す。いつもドタバタ運営で、皆様のご協力で、なんとかやらせて頂いておりますので、始めてご参加の方は、そのあたりの事情をご理解頂いた上で、ご参加のほ ど、よろしくお願いします。

内容は、このブログで紹介しているような簡単な電子工作です。半田つけなしで、部品をブレッドボードに挿していくだけで電子回路が作製できます。電子回路を作る電子工作の要素と、図工的な工作の要素とを組み合わせて、自分だけのオリジナル作品を作っていただきます。

5月の予定は次のとおりです。

◆日時:5月11(土)10:00〜(12:00頃)
◆場所:月見ヶ丘子供の家
    阪急桂駅から西へ徒歩約10分
◆対象:小学生の親子
    (原則、親子で参加、高学年は子供だけでも可)
◆参加費:1回500円+材料代(1セット)600円
    ※2人目のお子様は参加費200円+材料代
◆定員:約15組◆テーマ::金属探知機
◆レベル:中級〜やや上級(カッターナイフを使う作業があります)
◆持ち物:はさみ、カッターナイフ、定規、ボールペン(油性)、
 (以下、できれば)セロテープ、工作板、コーヒーなどの細身の空き缶(直径約5cm)

◆内容:
長〜い銅線をぐるぐる巻いて、金属探知用のコイルを作ります。
このとき、空き缶を使うと比較的作業が簡単になります。
やや作業工数が増えますが、空き缶を使わずにコイルを作る方法もあります。
ケースは牛乳パックを加工して作ります。牛乳パックはこちらで用意しますが、もしお好みの牛乳パックがあればお持ち下さい。
一応、ちゃんと金属を探知できるはずですが、あまり小さな金属は見つけられません。
新聞紙の下に隠れた10円玉を発見できる程度ですのです。
0.砂金探しなんかには使えません。
土の中深くに埋まっているものも発見できませんので、間違っても地雷探しには使用しないで下さい。



★☆ ★☆ ★ 参加申し込み方法 ★☆ ★☆ ★
記事をアップしてすぐで申し訳ございませんが、既にたくさんのお申し込みを頂き、定員に達してしまいました。
新規の方は6月以降の会へのご参加をご検討ください。
過去にご参加いただいた方で、私の方からご案内のメールをお送りした方は、お問い合わせください。
4月13日以前にご予約いただいていた方は、枠をあけてありますので、メールにて出欠のご連絡を下さい。

6月以降、参加ご希望の方は<こちらのメール>に、下記の内容を記入してお送り下さい。

・お子様のお名前、学年
・保護者のお名前
・ご連絡先(メールアドレス)
※連絡先が携帯メールの方は、こちらからのPCメールが受信できるように設定をお願いします。
gmailからご連絡させていtだきます。

お申し込みはこちら
※ご質問なども、このメールへお願いします。


 ★☆ ★☆ ★ 今後の予定 ★☆ ★☆ ★

日程テーマレベル
5月11日金属探知機
6月15日テクノ手芸
7月6日エレキ・カリンバ(楽器)
※日程、テーマは変更になる場合があります。
※材料代は内容によって500円〜1000円程度となります。
※参加者の多い樫原小学校など、桂周辺の小学校の行事とは、なるべく重ならないようにしたいと思っていますので、行事日程の情報があればご連絡下さい。

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2013年4月13日土曜日

4月の「親子で電子工作@子供の家」開催しました。

本日、4月13日「親子で電子工作@子供の家」を開催しました。
新しい年度になり、これまで来てくれていたお子様達も、進級して1学年上がり、そして、この春から新1年生になった新しいお子様も参加してくれました。
さらに、今回は初心者向けの「レベル低」ということで、幼稚園のお子様も4人来て頂きました。

毎年、4月恒例「LED+ねんど=LED人形」です。「毎年恒例」といっても2回目ですが・・・。
電子工作としては、ちょっと簡単で、常連のお子様にはものたりない感じもあるかもしれませんが、小さいお子様にも楽しんでいただける内容です。
 そんなわけで、常連のお子様達は、私が説明するまもなく、とっとと作り始めています、下の写真の手前の方々。


こちらは、初心者さんグループで、説明をききながらじっくりと、まずは回路を作ります。


 回路が完成したら、ねんどでLED人形を作ります。人形には限りませんが。
完成したねんどは、ホットプレートで焼いて完成です。


焼きあがって完成したら、ブレッドボードに挿して光らせます。











 
実は、私もこの内容、結構好きなんです。
なぜかというと、電子回路的に凝ったものは、どちらかというと、子供の創意工夫の余地があまりないものが多く、お子様達の作ってくれる作品としては、私のサンプルとほぼ同じようなものになってしまいがちです。作ってくれた子供たちは、もちろん、回路が上手く動作して、喜んでくれるのですが。
 でもこのLED人形は、お子様達の作ってくれる作品がとても個性豊かで楽しいのです。

写真では小さくてわかりにくいですが、今回も、楽しい作品がたくさん出来上がりました。
たまに、焼くと小さな部品がとれてしまったり、など、ちょっと悲しいこともありましたが・・・、お許しください、ゴメンナサイ。
 
今回作った「LED人形」の作り方はこちらです→<LED+ねんど=光る人形>

★☆ ★☆ ★ 今後の予定 ★☆ ★☆ ★
日程テーマレベル
5月11日金属探知機
6月15日テクノ手芸
7月6日エレキ・カリンバ(楽器)
※詳細は後日、当ブログに掲載致します。
※日程、テーマは変更になる場合があります。
※参加者の多い樫原小学校など、桂周辺の小学校の行事とは、なるべく重ならないようにしたいと思っていますので、土用参観など行事日程の情報があればご連絡下さい。

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2013年4月1日月曜日

イライラ棒3Dの作り方

最近、作品の作り方の紹介記事を書けていませんでしたので、久しぶりに。
先日の3月の「親子で電子工作」で作って頂きました「イライラ棒3D」の作り方を紹介します。

私のブログでアクセス数が一番多いのが「イライラ棒の作り方」です。
そんな人気の「イライラ棒」の時間表示を3桁にしたものです。「3D」というのは3次元(立体的)という意味ではなく、「3 digits」で3桁という意味です。

基本的な動作、遊び方は7セグ×1桁版のイライラ棒と同じです。

まず、回路図はこちらです。

使用している電子部品はこちらです。(電池ケースなどは省略)
マイコンPIC16F1827
7セグLED(3桁、カソードコモン)C-533SR
圧電スピーカーPKM13EPYH40000-A0
抵抗470Ω×7本
タクトスイッチDTS-6
クリップ付きコード小クリップ付きコード

ブレッドボードの配線図はこんな感じです。

完成品はこんなのです。
コースの針金の形は簡単なものにしてあります。


ブレッドボードの写真です。

コースの針金はクリップコードでマイコンの端子と接続しています。
ゴールは直径0.9mmのしんちゅう線を使っています。
コースの針金とゴールのしんちゅう線は接触しないようにして下さい。

スタートは下の写真のようにかまぼこ板を使って作ります。
スタートにも0.9mmのしんちゅう線を使っています。スタートの真鍮線にはエナメル線をはんだ付けして、ブレッドボードのマイコンの端子に接続します。はんだ付けができない場合は、クリップコードで接続してもよいです。
ここでも、やはりコースの針金とスタートのしんちゅう線は接触しないようにします。
「ゴール」と「スタート」は、便宜上 「ゴール」と「スタート」と呼んでいますが、機能的にはどちらも同じで、どちらからスタートしても構いません。

操縦棒は0.9mmのしんちゅう線でループを作って、割り箸の先に取り付けます。しんちゅう線にはリード線(ビニル被覆線)をはんだ付けして、ブレッドボードのマイナスのラインに接続します。これも、やはり、はんだ付けができない場合はクリップコードを使って接続して下さい。


マイコンのソフトはこちらです。
イライラ棒のマイコンのソフト

今回のソフトの開発は、MicrochipのMPLAB Xを使っています。コンパイラはXC8です。


<遊び方>
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線に触れた状態がスタート準備状態です。
操作棒の先のループを「スタート」のしんちゅう線から離すとスタートです。そこからタイムの計測が始まります。
コースの針金に操作棒のループが接触しないようにゴールまで行きます。
ゴールの真鍮線に操作棒のループを接触させるとゴールです。ゴールするとタイムの計測が止まり、記録が表示されます。

最速タイムを記憶する機能があります。最速タイムを出すと簡単な音楽が鳴ります。

スリープ機能:タクトスイッチを押すとスリープモードになります。タクトスイッチをもう一度押すとスリープから復帰します。

最速タイムの表示とクリア:スリープから復帰するときに、タクトスイッチを約3秒長押しすると最速タイムが表示されます。
さらに、そのままタクトスイッチを押し続けると、「ピー」と鳴って、最速タイムがクリアされます。


<注意>
このページで紹介しているイライラ棒の作り方は、部品を買い集めただけでは作れませんのでご注意下さい。マイコンへのプログラムの書き込みが必要になります。


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