2012年6月22日金曜日

7月の「親子で電子工作」のご案内


昨年11月から月1回のペースで開催しています「親子で電子工作教室@子供の家」です。
一応、工作教室と言ってはおりますが、どこかの団体が主催しているようなきちんとした工作教室ではなく、個人で運営している「工作サークル」のようなものです。
内容は、このブログで紹介しているような簡単な電子工作です。半田つけなしで、部品をブレッドボードに挿していくだけで電子回路が作製できます。電子回路を作る電子工作の要素と、図工的な工作の要素とを組み合わせて、自分だけのオリジナル作品を作っていただきます。

◆日時:7月14日(土)10:00〜(12:00頃)
◆対象:小学生の親子
    (原則、親子で参加、高学年は子供だけでも可)
◆参加費:1回500円+材料代(1セット)700円
    ※2人目のお子様は参加費200円+材料代
※リユース部品使用の場合は材料代から100円引き
◆場所:月見ヶ丘子供の家
    阪急桂駅から西へ徒歩約10分
◆定員:約10組
◆テーマ:デジタル電圧計と手づくり電池
◆レベル:中〜上級(中学年〜高学年向き)
◆持ち物:ハサミ、10円玉と1円玉各5〜6枚、使用済み電池(あれば)、ハンカチ、筆記具
◆内容:
4桁表示の7セグLEDを使ってデジタル電圧計を作ります。
ブレッドボードの配線が少し複雑なのでレベルを中〜上級としています。過去に何回か参加されている方なら低学年でも作れると思います。
電圧計を作った後、時間のある方は、手づくり電池を作って電圧を測って頂く予定です。

★☆ ★☆ ★ 参加申し込み方法 ★☆ ★☆ ★
参加ご希望の方は<こちらのメール>に、下記の内容を記入してお送り下さい。

・お子様のお名前、学年
・保護者のお名前
・ご連絡先(メールアドレス)
※連絡先が携帯メールの方は、こちらからのPCメールが受信できるように設定をお願いします。
gmailからご連絡させていtだきます。

お申し込みはこちら
※ご質問なども、このメールへお願いします。


 ★☆ ★☆ ★ 今後の予定 ★☆ ★☆ ★

8月は多分お休みさせていただく予定です。
9月から、また月1回開催予定ですが、詳細は未定です。現在、9月からのネタを検討中です。ネタのご提案、ご要望などお待ちしております。

また、工作の材料用に以下のものを集めています。家に余っているという方、ご提供よろしくお願い致します。
「CCレモン」、「三ツ矢サイダー」などの1.5Lサイズの空きペットボトル。CCのレモン以外でも炭酸飲料の大型ペットボトルでで、肩部分がきれいな丸みのある形状のもの

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2012年6月16日土曜日

6月の「親子で電子工作@子供の家」開催しました

通算で第8回目の「親子で電子工作@月見ケ丘子供の家」を、本日開催しました。
今日はあいにくの雨にもかかわらず、たくさんの親子に参加していただきました。新しい方も3組お越しいただきました。



こちらは、初めての方や、低学年のお子様など・・・、資料のブレッドボードの図と同じになるように、がんばって回路を組み立て中です。

下の写真の左の女の子は常連の6年生です。今回は初めての試みで、 ブレッドボードの配線図ではなく、回路図を見てブレッドボードの配線を考える、ということに挑戦してもらいました。

回路ができあがったら、万華鏡を組み立てていきます。

そして、万華鏡の形がほぼできあがったら、筒の先の部分にビーズなどを入れます。
  

完成したのでのぞいてみました。

完成品はこんな感じです。万華鏡の先の部分にLEDを点灯する回路がくっついています。
中をのぞいてみると、こんな感じです。うちのアシスタントが撮ったので、ちょっとぶれてしまっていますが、それがちょうどいい感じでちょっと幻想的ですね。

実は、今回、構造的に少し設計ミスがありました。
仕上がりを小型にするためにボタン電池を使ったのですが、その固定方法と配線方法がうまくなく、電池の配線がとても外れやすかったです。このせいで、少し組み立てにくく、レベル「低」と言っていたわりに、少し苦労させてしまいました。また、完成後、おうちに持って帰られてからも、電池の配線が外れてしまった方もおられるかもしれません。大変申し訳ございませんでした。

この問題で、電池の配線が抜けてしまったという方がおられますでしょうか?ご近所の方、またはうちの家内とよく会う方は、ご連絡頂ければ改良品をお渡しします。
遠方の方は、申し訳ございませんが、次の方法で改良を試みてください。

クリップから電池を外して頂き、電池に接しているしんちゅう線を、上の写真のように少し大きめのJ字型に曲げてください。反対側も同じようにして下さい。これで、かなり抜けにくくなると思います。今日、最初に用意していたものは、このJの半径が小さすぎました。

これに懲りず、またご参加下さい。

★☆ ★☆ ★ 今後の予定 ★☆ ★☆ ★

日程内容レベル
7月14日デジタル電圧計と手づくり電池
※詳細は後日、当ブログに掲載致します。

8月は多分、お休みさせていただくと思います。もしかすると、少人数向けの特別企画を開催するかもしれません。
9月以降は、現在、ネタを検討中です。
なにかご希望などございましたら、下のコメントか、メールでお願いします。

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2012年6月11日月曜日

大文字山の地学


またまた電子工作とは関係のないネタです。
昨日、京都市青少年科学センター主催の自然観察教室「大文字山の地学」というイベントに親子で参加してきました。大文字山をハイキングしながら、石を観察したりして、地学のお勉強をするというものです。募集定員40人に対して、約倍の応募があり、倍率約2倍の人気講座に、無事当選し、参加することができました。
コースは、銀閣寺を出発点として、火床、大文字山三角点から池谷地蔵を経由して、比叡平がゴールです。講師は(財)益富地学会館主任研究員の藤原先生です。と言いましても、もちろん、私も今日まで存じ上げませんでした、スミマセン・・・。

集合場所で、今日の地学学習の道具として、ルーペと、ハンマーと、保護メガネを貸してもらいます。ハンマーで石をたたき割って、ルーペで観察するそうです。ハンマーは、かなりでっかい、物騒なものです。

まずは、スタート地点の銀閣寺にて。いきなり、銀閣寺の門前の石畳をみんなで観察しました。

なんとも、怪しい集団です。もちろん、普通に観光客の方々がおられまして、不思議そうに見られていました。
先生曰く、ここの敷石を見ると、大文字山の石がひととおり見られるそうです。

次に、少し大文字山の方へ歩いて、登山口の小川沿いで花崗岩を観察しました。
説明されているのが藤原先生です。花崗岩の中に半花崗岩(アプライト)というのがみられるそうです。
そして、ハンマーで石の割り方のレクチャーを受けます。
かなり物騒な感じです。保護メガネをしていないと、本当にヤバイです。砕けた石が本気で飛び散ってきます。
子供たちは、石の観察よりも、石を割るのを楽しんでいます。
「アプライト?何それ?」って感じです。

次は、大文字山を少し登って、メインの登山道から少し外れたところにある「太閤岩」です。ここは豊臣秀吉の時代に石を取った石切場だそうです。

ここで再び、石割ゲーム開始です。
今回の目当ては、花崗岩の中にある「褐簾石」です。説明すると長くなるので、詳しくはリンク先をご参照下さい。

ここでの石割ゲームが終わると、しばらく登山です。火床を経由して、大文字山の三角点で休憩、昼食を取りました。

昼食を終えて、さらに滋賀県方向へ進みます。池谷地蔵に向かうメインストリートから、途中で外れて、ホルンフェルスの露出しているところに到着。ここで3度目の石割りゲームです。ここでのお目当ては、ホルンフェルスの中の菫青石(きんせいせき)です。しかし、花崗岩とは違って、ホルンフェルスはとても硬いです。大人が本気で叩いても、全く割れない石もあります。子供たちは、真剣に石を叩きます。しかも、菫青石は、なかなか見つかりません。

 石割ゲームに疲れたところで、池谷地蔵へ向かって再び歩き出します。、そして池谷地蔵からは皇子山カントリークラブへの舗装道路を歩きます。途中、道路から少しわき道へそれたところに花崗岩の洞窟があります。
ここでは、再び花崗岩の中の褐簾石を探します。しかし、ここでは、石を割るのではなく、花崗岩が風化した砂を拾います。それをおうちへ持って帰って、水洗いして砂金探しの要領で、褐簾石を探してください、と。子供たちは、山盛り花崗岩の砂をたっぷり袋に詰め込みました。そして、その砂袋の1つは私の背中のリュックの中へ・・・ずっしり、ウェイトトレーニングです。

再び、車道を皇子山カントリークラブの方向へ向かって、そして、わき道に少し入ると、今度は大理石があります。これまでは、花崗岩とホルンフェルスばかりでしたが、ここは、突然、きれいな白い大理石が露出しています。ここが、今日の最後の観察場所です。

最後の観察を終えて、来た道を池谷地蔵まで戻り、そして、比叡平バス停でゴールです。
ゴールに到着したとき、私のリュックも、そして子供のリュックも、採集した石の標本などでズッシリです。上の子のリュックは、ビックリするほど重かったです。

講師の藤原先生と、もう一人、サブ講師(?)の方(お名前忘れました、スミマセン・・・。)、それに科学センターのスタッフの方々、みなさん、石好き、そして子供好きというお人柄がにじみ出ている方々でした。子供たちが、採取した石を持って、次から次へと質問に行くのですが、その質問に、全て、丁寧に、楽しく対応して頂いてました。とても楽しい一日を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

大文字山は、生まれ育った地元なので、これまでに何回も登ったことがあったのですが、今日のようなおもしろい場所がいくつもあったとは、全く知りませんでした。近くにも、まだまだ知らない、楽しいところが、いろいろとあるものですね。

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2012年6月6日水曜日

金星太陽面通過


最近、すっかり電子工作以外のネタが多くなっていますが、今日は「金星の太陽面通過(日面経過)」です。

金環日食は天体ショーとしては派手なのですが、世界的に見ると、金環日食または皆既日食がほぼ毎年のように起きています。それに比べて、金星の太陽面通過は、見た目は地味なのですが、次は105年後という、非常に貴重な天文現象です。

地味な天体ショーなので、もう少し知名度が低いかな、と思っていましたが、直前に金環日食があったおかげか、マスコミでも結構取り上げられていて、ご存じの方も多かったと思います。さらに、金環日食のおかげで、日食グラスを持っている方も多く、観察された方も多かったのではないでしょうか。

私も、もちろん、金環日食の時に用意したアストロ・ソーラーで作った太陽メガネと、カメラのレンズ用フィルターで観察しました。
じつは、どこかで無料でもらった太陽メガネも持っていたので、それでも観察してみたのですが、アストロ・ソーラーのほうが輪郭がくっきりして観やすかったです。

昨日の夜の時点での天気予報では、ここ京都は午前中曇りで、午後から晴れ、とのことでした。朝、6時に起きたときも、見事な曇り空。今日はダメなのかと思って、朝食を食べました。
ところが、金星が太陽面に入る時間になると、みるみると晴れてきて、見事に観察することができました。金環日食のときといい、なんと気の効くお天道様なのでしょう!


ただ、少し残念なことに、10時過ぎから雲が多くなり、11〜12時くらいは、雲に隠れている時間の方が長くなってしまいました。10時までは快調に、15分おきに撮影できたのですが、その後、思うように撮影できませんでした。仕事の都合もありまして・・・。

とは言え、これだけきれいに観察できたので、大満足です。

ちなみに、6月4日には部分月食があったのですが、この日は見事な曇り空で、どこに月があるのかさえ見えない状態でした。

さて、今年の2大天文イベントが無事終了しました。次は何を観察しましょうか。
7月15日の昼間の木星食か、8月14日の金星食か。今年は「食」の当たり年ですね。


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2012年6月2日土曜日

サンガつながり隊

今日は電子工作に全く関係のないネタです。
でも、楽しいイベントに参加してきたので紹介させていただきます。

子どもの通っている小学校で、「おやじの会」主催の「親子サッカー」に参加してきました。京都サンガの「サンガつながり隊」が、うちの子の小学校にやってきたのでした。

ご指導いただいたのは、サンガのホームタウンアカデミー・ダイレクターの池上正さんです。

その筋では結構有名な方のようですが、正直、今日まで存じ上げませんでした・・・スミマセン。ところで、「その筋」とは、どの筋?かと言いますと・・・、サッカーの育成、指導、とくに子どもの指導経験が豊富な方のようです。くわしくはこちらのリンクをご覧ください。


練習で使わせていただいたサッカーボールには、ちゃんと「SANGA」のロゴが入っていました。


で、その内容ですが、はっきり言って、予想を完全に裏切られました!ただし、100%いい意味で!です。
案内は「親子サッカー教室」となっていたので、ありがちなサッカー教室、すなわち、パスとか、ドリブルとかを普通に教えてもらう教室かと思っていました。実は、私は、特にサッカー好きというわけではなく、子供たちが参加したいと言うからついて行っただけで、ま、てきとうに、子どもの相手をしたらいいかな、って感じで参加していました。
で、実際、参加して、終わってみると、「あれ?」結局、サッカーの技術のようなことは、何も教えてもらわなかったような・・・。

では、何をやっていたのか?それを、このブロクの短い文章で、私の拙いことばで紹介しても、きっとその本質をお伝えするとこは出来ないので、差し控えておきます。
でも、結論を申しますと、参加してとても楽しかったし、学ぶことが多かったです。

それだけでは、読者の方が???だと思いますので、1つだけ。
最初のアイスブレイク的なゲームで、池上さんが手をたたいた数の人数でグループを作って、グループができた人は座る、というゲームをしました。ただ、これだけだと、どこにでもあるアイスブレーク・ゲームなのですが・・・。最後までグループになれずに残って立っている人が出たとき、池上さんが、
「こんなとき、日本だと、グループになれずに立っている人に、がんばって早くグループになりましょう、って言うんです。でもヨーロッパでは、グループになって座っている人に向かって、まだっ立っている人がいますよ、というんです。」と。

帰ってから案内のちらしを改めて読んでみると、
「サッカーを題材にした運動メニューにより、身体を動かすことの楽しさやコミュニケーションなどの社会生活をおくる上での基礎的な知識と技術が学べます。」
なるほど、そういうことでしたか!

サンガつながり隊」の「目的」や「内容」にも同じようなことが書かれていますね。「サッカーの技術向上ではなく」とも。
さらに、付け加えると、池上さんの指導の哲学のようなものが随所に盛り込まれていました。池上さんの哲学って?それは、体験してのお楽しみです。
体験したい方は、「サンガつながり隊」のサイトから申し込めます。


池上さん、サンガつながり隊スタッフの方、おやじの会およびPTAの方々、本当にありがとうございました。家族全員で、とっても楽しませていただきました。


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