2011年8月2日火曜日

イライラ棒の作り方

先日、動画をアップしましたイライラ棒の回路とプログラムを紹介します。
6月、7月のものづくり市で出品していたもので、8月の長岡京「ものづくり市」にも出品予定です。

まず、回路図はこちらです。


使用している電子部品はこちらです。(電池ケースなどは省略)
マイコンPIC16F630
7セグLEDGL9A040G
圧電スピーカーPKM13EPYH40000-A0
抵抗470Ω×7本

ブレッドボードの配線図はこんな感じです。

完成品はこんなのです。

コースには1.2mm程度の針金を使っています。 コースの片方の端はカマボコの板に穴をあけて、突き立てます。 もう片方は、ブレッドボードの端に穴をあけて、突き立てます。
コースの針金の、ブレッドボード側の端に銅線を半田付けしてあり、その銅線の先をブレッドボードの「コース」の矢印のところに挿し込みます。下の写真の右側の細い銅線が、コースの針金からブレッドボードの挿し込み位置につながる銅線です。
コースの針金の、スタート付近とゴール付近にはセロテープが巻いてあって、スタート/ゴールの台と接触するのを防止するとともに、スタート直後、ゴール直前の失格(接触)を防いでいます。


また、ブレッドボードの、コースを付き立てている近くに、真ちゅうの0.9mmの線をM字に曲げて、写真のように立てて、スタート台にします。


ゴールは、写真のように、カマボコ板のコースの近くに、針金を立てて、やはり銅線を半田付けしています。その銅線の端はブレッドボードの「ゴール」の矢印の位置に挿します。


操縦棒は割り箸の先に真ちゅう製のヒートンという丸い輪になった金具を取り付けて、そこに銅線を半田付けしています。こんな感じです。銅線の端はブレッドボードの「操縦棒」の矢印の位置に挿し込みます。

マイコンのソフトはこちらです。
イライラ棒のマイコンのソフト

今回のソフトの開発は、いつものMikroC Pro for PICではなくて、MicrochipのMPLAB X(beta6)を使ってしまいました。コンパイラはHi-TECH HI-TECH C compiler for PIC10/12/16 MCUsのPICCちょっと新しいものを試したかったので。
PIC16F630と同じ14ピンのPIC16F676、PIC16F688用のHEXファイルも入っています。

最初にも書きましたとおり、8月7日のものづくり市のものづくり体験で作っていただくことができます。ハンダ付け部分は全て予め製作済みで、回路部分は部品をブレッドボードに挿し込んでいくだけです。そして、針金のコースを自由に作っていただきます。
小学生の夏休みの工作にちょうどよいのではないでしょうか。
是非、ものづくり市に来て、ものづくり体験してください。

(2011/9/3追記)
コースの針金などへの配線に半田付けをしていますが、半田付けできない方は、リード線の先に「みのむしクリップ」というものがついたものを使うとよいです。半田付けのかわりに、このクリップで針金を挟みます。ブレッドボードに挿す側は、コードを適当な長さで切って、被覆を剥いて芯線を出して、その芯線を少し捻ってからブレッドボードの穴に挿すと良いです。
秋月電子:小クリップ付きコード

(2012/7/26追記)
夏休みに入ってから、このページへのアクセスが異常に増えています。小学生の夏休みの工作を検討されているのかと思います。
このページで紹介しているイライラ棒の作り方は、部品を買い集めただけでは作れませんのでご注意下さい。マイコンへのプログラムの書き込みが必要になります。
おそらく、ほとんどの方はマイコンのプログラムの書き込み器をお持ちでないと思いますので、必要な方はご連絡頂ければ、プログラムの書き込みをさせて頂きます。ただし、小中学生(以下)に限定させていただきます。また、送料は各自でご負担お願いします。
マイコンの品種は本文に記載の3品種かPIC16F1823です。形はDIPでお願いします。
ご希望の方は右の欄のメールからご連絡下さい。

また、京都近辺の方は、8月12日に「ものづくりART town」に出店予定ですので、よかったらお越し下さい。

(2013/4/28追記)
ベストタイム記録機能がついた新バージョンVer.1.1を公開しました。


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